かんなみ仏の里美術館へ行ってきた3
<ここまで>
かんなみ仏の里美術館へ行ってきた1
かんなみ仏の里美術館へ行ってきた2
美術館はオープンから1週間ということもあって、賑やかでした。駐車場も結構うまっていて私たちはやっと一つ空いていたスペースに入れることができました。
非常にこぢんまりした美術館でしたが、仏像、特に東国の古仏を見たい人は一見の価値があると言えましょう。
間近に仏像群を見ることができるのは、やはりこうした博物館や美術館ならではのものです。
しかし、こうした形にすると今まで信仰の対象であった仏像が、美術品に変わってしまうことも確かです。
私は信仰の対象としての仏像、そしてそれに付随する歴史の方が興味があるのです。
ただ、地区がこれまで守ってきた仏像を継続して未来に残すため、保存環境を整え、常に状態を良くし、修理するなどすることは結局は思いとしてはこれまでと何ら変わりはないのかもしれません。桑原薬師堂から美術館へ仏像が移されると聞いた時、自分としては信仰と歴史に彩られた仏像が美術品になることに何か釈然としない思いがありましたが、実際に行ってみるとまた違った考えも改まりました。
ちなみに帰り道は箱根の温泉などに寄り、楽しい週末を過ごしたのでした。
(終わり)