類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

その後の行程(新婚旅行編・完結)

何しろ2年前の2021年の春に行った新婚旅行の記事がいまだに完結していなかった。

道成寺の参拝を終え、残すところは南方熊楠記念館(白浜町)、熊野本宮大社(田辺市)、熊野速玉大社(新宮市)、熊野那智大社(那智勝浦町)、そしてトルコ記念館(串本町)である。

これだけの時間が経ってしまうと、もうすでにこれらの寺社等を一つずつ立項するのは難しい(思い立った時に立項するか、あるいは再訪した際に記事にするかは別として)。だけれどもとにかくこの新婚旅行編を完結させなければブログ上におけるこの旅が終わらない…ということでここからは道成寺以降の訪問地をダイジェストで紹介する。

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金峯山寺(吉野町)

〽吉野をでて討ち向かう…

古い唱歌四条畷しじょうなわて」の冒頭にある吉野という場所に惹かれたのはいつ頃か覚えていない。

されど、幼い頃、石ノ森章太郎氏の『マンガ日本の歴史』を初めて母に買ってもらった時に読んだ巻が天智天皇天武天皇の話で、壬申の乱の話が出てくる。その時、大海人皇子天武天皇)がいったん吉野に隠れる話、そして何よりもその後、中世に足利尊氏の離反後、建武政権が吉野に移って南朝として抵抗する舞台となることを知った後、子どもの頃から私は吉野はぜひ一度は行きたいものだと思っていた。

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高野山金剛峰寺(高野町)

これはもう1年も前のこと。2022年3月、私たち夫妻は初めて奈良県の吉野と和歌山県高野山を訪れた。年度も末の忙しい最中、例によって仕事終わりに新幹線に飛び乗って2泊3日の強行軍。それでも桜と南朝遺跡に名に負う吉野の地と、日本密教の総本山たる高野山をこの目で何とか見たいと思い続けていた。

今回はそのうち高野山の旅の思い出を記事にする(ちなみに吉野訪問はこの前日だった)。

昭和に再建された根本大塔
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斑鳩寺(太子町)

仕事を、辞めたいと思った。……ってこんな書き出しをするのは、神奈川県の三ノ宮比々多神社の記事も同じであった。その記事がなんと3年前(2020年)。あれから転職活動をしようにも始めず、ウダウダしているうちに3年もの月日が経過したのである。しかし、いよいよもう無理だ…この職場を離れる以外に自分の人生を変えられるきっかけがない。

そう思った私は決意の旅に出た。行く先は…兵庫県である。信仰の厚い聖徳太子ゆかりの堂の御宝前にて行く末を太子に問う旅が始まった。

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道成寺(日高川町)

新婚旅行編。紀三井寺の続き。

…というわけで、旅はいよいよ南紀へ突入。ここからが本領発揮というべきか。紀三井寺を訪ねた私たちは和歌山市街から阪和道で一路みなべ町へ。当地のリゾートホテルで一泊するや、翌日は再び北上し、日高川町にある道成寺へやってきた。

言うまでもなく「安珍清姫」の伝説で有名な天台宗の古刹である。

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紀三井寺(和歌山市)

新婚旅行の記事再開。ちなみに前回はこちら

というわけで、翌日は四国を離れ徳島に行くべく、徳島港へ。

鳴門からは一般道で徳島市へ。

カーナビと途中に立っている看板のおかげで案外、徳島港へはスムーズにたどり着けた。

南海フェリーはドライブスルーで乗船券を発行してくれるから便利。

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