そのまま参道を進むと、こんな感じのお土産物屋が集まる地区に出ました。なんか雰囲気が江の島に似ています。
ケーブルカーの駅付近の雰囲気は山!って感じで、こんな開けた場所があるとは思ってもいませんでした。 それにしても御嶽神社までは結構遠いです。しかも坂道や階段があり、周りのおばさんたちは、ひいひい言いながら登っていきます。 私は健脚なので、望むところです(笑)
やがて御嶽神社の鳥居前に来ました。
秩父の三峰神社と同じく、講(その神社を信仰する地域のグループ)が建てた碑が参道の脇を埋め尽くしています。
石段の柱は、上に行くにしたがって東京各地の農業協同組合(JA)の奉納が増えていきます。オオカミ信仰の源流は、農家の人たちの信仰でしたが、それが現在も農協による奉納という形で表れているということなんでしょうか。
着いた!あとこの石段を登れば・・・
本殿に到着。秩父の宝登山や、三峰と同様のきらびやかな装飾が施された社殿です。
そして、その脇には授与所があります。オオカミのお札をいよいよ・・・
ゲット!大きい!宝登山のものよりも大きい! これまでのオオカミのお札の中で最大です(縦31cm×横10.3cm)。【拡大可能】
鞄に入らないかと思いました。せっかくのお札を折るのも悔しいので、一生懸命試行錯誤すると、なんとか折らずに入りました。 本殿の裏に回ってみます。
境内にはいろいろな摂社、末社が勧請されていますが、その中に大口真(おおぐちま)神社という神社があります。
大口真神(おおぐちまかみ)というのは、オオカミを神格化した神です。つまりこの神社はオオカミを祀っているのです。【クリックで拡大】
当然、秩父の宝登山や三峰と同じく狛犬がオオカミになっています。
たくさんの参拝客の賑わいと・・・
御師集落を少し探検。何とも言えない独特の雰囲気があります。ここは病みつきになりそう。
東京にこんな場所があったとは・・・今年はいろいろな場所に行って新発見の連続でした。
下りのケーブルカーがあまりにも混んでいたので、帰りは歩いて下山しました。
ケーブルの音を山中に響かせながら、紅葉の中をゆっくりと降りていきます。
滝本駅まで着いて、しばらく待つと、帰りのバスがやってきました。
帰りもすごい人でした。
御嶽駅に着き・・・
駅舎の鄙びた雰囲気に浸りながらも、わりとすぐに電車が来てしまったので、立川へ向けて帰ることにしました。
未練がましく、ホームから一枚撮りました。名残惜しい気持ちいっぱいの中、満足の旅を終えました。
行った季節が紅葉のハイシーズンということもあって、大混雑でしたが、その混雑と苦労の甲斐がある本当にいい場所でした。奥多摩の独特な雰囲気を味わいたい人はぜひ行ってみるといいと思います。 ただ、自動車で行く場合は駐車場の混雑状況には、十分注意したほうがいいと思います。 私が行った11月の休日は、紅葉シーズンということもあり、駐車場に入れない車の列が道路まで続くような状況でしたので、公共交通機関を利用される方が良いかと思います。 他のシーズンは知りませんが。 本当に御嶽山は楽しかったです。 秩父といい、御嶽山といい、オオカミを追い求める旅は、これだからやめられません。
(おわり)