旧来の友達と秩父巡り&三峰神社に行って来ました。秩父はこれまで何回も行っていますが、埼玉を離れたら、そうそう気軽に行けなくなるからね・・・さらに今回は友達にどうしても見てもらいたい&友達も三峰の狼信仰の話に興味があるとて、三峰に行くことに。 秩父に行くだけでも相当距離はあるけれども、三峰はさらに秩父の市街地から2時間近くかかる。それでもがんばって、前回の訪問なんと4年ぶりの三峰へ。
【前回の三峰神社訪問】
三峰の駐車場。
前回来た時とは違い、今回はすごい霧の中の三峰。前回、蕎麦を食べた大島屋も霞む。
珍しい三ツ鳥居。
三峰神社の祭神は、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)・伊弉册尊 (いざなみのみこと)であるが、その信仰の形成の端緒は山岳信仰である。また、山岳信仰ということで修験道もこれに深くかかわっている。ただ、特徴的なのは近世期に形成されたとみられる狼信仰である。
三峰の神の眷属は狼で、この狼は(実態はどうかはわからないが)農作物を荒らす害獣を退治してくれる存在、「お犬さま」として崇められるようになり、農民たちを中心に狼の絵が描かれた三峰のお札を受けたり、各地に講社が作られたりした。
同様の信仰は、同じ秩父地方でも両神山や、山を越えた奥多摩地方にも存在する。関東や中部の山岳地帯で、しばしばみられる信仰である。その中でも特に武蔵(東京・埼玉)で普遍的なようだ。 現在、関東圏で狼の護符を容易に入手できるのは、秩父では三峰神社、宝登山神社、奥多摩では御嶽神社などが有名であるが、案外、東京都区内にある御嶽神社でも、いまだに狼の護符を授与しているところがある。 いずれ紹介したい。 詳しくは類聚メモ帳の過去の記事を参照して欲しい。
【三峰神社以外の過去のレポート】
などなど・・・
御神威、いよいよあらたかな感じか!幽玄な雰囲気たっぷりな霧の中の参道。
巨大な隋神門も霞む。
この門は本当に巨大。写真にするとわからないが、実物をみるとなかなか圧倒される立派な建築だ。
三峰の狼たちは、本殿に近づくにつれシェイプアップされていく・・・はずなんだが、あれ?ここにいるのは、なんか狛犬っぽいぞ。いや、どちらかと言えばお稲荷さんにいる狐?
この神社の鳥居とか本殿横に配置される狛犬とか狐とか狼ってのも興味深いね。 いつかまとめてみたい。
ちょっと偽・狼がまじっていたが、実際の狼の遠吠えでも聞こえそうな鬱蒼とした森である。
本殿前に到着。
本殿も彩色鮮やかな彫刻が見事。
神域の雰囲気はすさまじい。空気もおいしい。
この後は、初詣で賑わうのであろうか。
その喧騒が想像できないほど、この日は静かであった。
神木が両側に並ぶ本殿。
そこからしばらく歩くと、ずらりと並ぶ摂社・末社の群れがある。
また、今回は前回見逃したこの人を表敬訪問。
おわかりいただけただろうか・・・?
霧の中から手を振る人影を・・・
「やぁ・・・」
日本武尊。手でかっ!
「ばいばーい」
奥宮遥拝所も前回行っていなかったので来てみた。
といっても景色はまったくの霧の中で何も見えなかった。
久しぶりの三峰。いつ来てもいいところだね。今回は霧が本当に良い雰囲気だった。
また来たいです。
◆おまけ
後日、某所へ所要のため、移動途中の東京都瑞穂町のファミリーマート駐車場にて。 小腹がすいたので、アメリカンドッグ購入。
あんまりおいしいもんじゃないね。普通のフランクフルトの方がいいかな。
あたりが出ればもう一本とのことらしいが、あたりが出たところでなぁ・・・って感じ。
(おわり)