類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

鎌倉市腰越地区に行ってきた1(弁天橋~小動岬)

江の島探索の続きです。 江の島をあとにした私は、まだ時間があったのでそのまま鎌倉方面へと足を向けることにしました。 弁天橋から目指す鎌倉の方向を見てみましょう。この写真を見て何か気づきませんでしょうか。画像の向かって左側が藤沢市域、右側が鎌倉市域となりますが、鎌倉側には高い建物がありません。 IMG_4627.JPG 実は鎌倉市は景観地区を中心に建築物の高さ制限を行っており、15m以上の建物を建てることができません。 参考・鎌倉市HP これは古都鎌倉の景観を守る一方、このような海沿いの地域では津波避難ビルとなる建物がないことも意味します。 弁天橋から片瀬側に戻ってきました。この通りは洲鼻(すはな)通りと呼ばれ、ここを直進すると江ノ電の江の島駅や湘南モノレール湘南江の島駅があります。 IMG_4628.JPG 東へ向かって歩くと「片瀬東浜」交差点に出ます。そこからさらに東へ歩くと間もなく鎌倉市に入ります。 IMG_4634.JPG ここから鎌倉市腰越地区です。さらに鎌倉側に歩いていくと小動岬(こゆるぎみさき)と呼ばれる岬があります。 IMG_4637.JPG 江の島はもうこんなに遠くなりました。 IMG_4639.JPG 小動岬の西側には鎌倉唯一の漁港・腰越漁港があります。遠浅の鎌倉の海は天然の良港には恵まれていません。 鎌倉時代東京湾側の外港・六浦(現在の横浜市金沢区)の港を使って、物を運んでいたようです。 ただ相模湾側に人工の港を作ろうという取り組みは鎌倉時代からあり、現在鎌倉市材木座海岸の沖に日本最古の築港の跡である和賀江島の旧跡があり、国の史跡となっています。 ところでこの漁港を入ってすぐのところに碑が立っています。 IMG_4645.JPG 大正3年(1914)にこの近くの海で遭難した腰越の漁師たちの供養碑です。西浦は江の島近くの海ですが、なんと死者50余名にのぼったそうです。 IMG_4646.JPG 岬には神社があります。小動神社(こゆるぎじんじゃ)と言います。 IMG_4653.JPG IMG_4663.JPG 神社の境内には展望台があり、江の島が一望できます。 IMG_4659.JPG 神社から国道を挟んで反対側にはかつて小動神社の別当寺であった真言宗の浄泉寺があります。 IMG_4679.JPG IMG_4683.JPG 次は腰越の町なみから、腰越駅まで歩きます。 (続く)