<ここまで>
江の島に行ってきた1
江の島に行ってきた2(弁天橋たもと~辺津宮~中津宮)
江の島に行ってきた3(山二つ~龍恋の鐘)
江の島に行ってきた4(稚児ヶ淵~児玉神社)
江の島の旅もこうして終わります。
最後に聖天島公園と呼ばれる小さな公園を訪ねてました。
『
かまくら子ども
風土記』という本によると、以前は海に浮かぶ二つの大きな岩を聖天島と呼んでいたそうです。
これが昭和39年(1964)の湘南港の建設で陸続きになり、今は公園になっています。
聖天島公園には祠があります。
祠の中には「良真」という僧の木造が祀られています。どうもこのお坊さんのことを「聖天上人」と呼んで、「聖天島」らしいのですが・・・普通、聖天と言えば
歓喜天のことを指すような気がしますが・・・
聖天島を最後に弁天橋を渡って江の島を後にしました。
結局、江戸時代以来の参詣地・観光地としての江の島は今も昔もあまり変わらないのではないかと思いました。もちろん現代人が弁天様へのお願いを第一の目的にしているとは思いませんが、それでも一応、江の島神社に手は合わせる。そしておいしい(と思うものを)食べ、良い景色を見て満足する。スタイルとしては何も変わっていません。
ところでこのあたりのこと、特に社寺参詣における「聖と俗」についてはこの本に詳しいので、興味を持たれた方は読んでみると面白いかもしれません。もちろん江の島の話もあります。
ちなみにザ・健脚君の私の健脚はまだまだ余力があったので、さらに腰越や藤沢方面へ足を延ばしたのですが、その話はまた別の記事で。
(終わり)