類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

観光地の原動力・江の島

さて、この江の島の旅を振り返ってみましょう。ところで下のGoogleMapを見てください。

江ノ島の周辺の地図です。

私は鎌倉の出身だったので、いままで何とも思わなかったこの地図ですが、かなり面白い特徴を持っています。


大きな地図で見る

北には東西に幹線である東海道線が走っています。藤沢の町の中心部に藤沢駅があり、そこから小田急江ノ電が江の島に向かって伸びていきます。さらに北東(大船方面)から湘南モノレールがやはり江の島に向かって伸びていくのです。

もともと私鉄の由来はかなり寺社参詣によるものが多いのですが、江の島にもそれが当てはまります。

小田急鵠沼などの別荘地を通って藤沢に抜けます。

江ノ電は漁師町の腰越を通って、やはり観光地・鎌倉に向かうのです。

湘南モノレールはこの中で一番新しく、旧京浜急行自動車道路の上を通って西鎌倉などの住宅地を通って大船に抜けます。

こうした観光地に由来する鉄道ができて、その沿線に住宅地ができていく・・・

こうした特徴はかなり日本の鉄道にあてはまる例が多いのではないでしょうか。

そうなると江の島をはじめとする、寺社や観光地は町形成の原動力にもなったわけですね。

人の動く方向というのは本当に不思議なものですが、それに合わせて形成される町も、調べてみると本当にいろいろな発見があるかもしれません。

ちょっとこの先も考えていきたいテーマだと思いました。

(終わり)