車に乗り込んだ私たちは、西塔へ向かいます。途中で峰道レストランなる案内看板が出てきましたので、立ち寄り、ここで少し遅い昼食となりました。私は天ぷらうどんを食べました。おいしかったです。この日は暑くもなく、かといって涼し過ぎず、ちょうど良い気温でした。満腹になったところで再び車に乗り込みます。
そこから再び車を走らせると、西塔地区の駐車場につきました。
西塔の駐車場も空いていて、運転が下手な私でもまったく問題ありません。
ここから歩いていくと・・・
似通った二つのお堂があります。
向かって右が法華堂で・・・
向かって左は
常行堂です。
両堂の間を結ぶ渡り廊下のようなこの建物は「にない堂」と言います。
なぜ「にない堂」か・・・天秤棒に似ているから・・・と言われているのですが、似ているんですかね?
二つのお堂の間を通り抜けると石段を経て、西塔の中心、転法輪堂(釈迦堂)に着きます。
西塔釈迦堂はもと
園城寺の
弥勒堂を
豊臣秀吉が移築させたものということです。
延暦寺の現存建築物ではもっとも古く
南北朝時代のものです。仲が悪い
園城寺のものが
延暦寺にあるとは・・・
言うまでもなく釈迦堂の本尊は釈迦
如来です。
西塔でもう一つ重要なのは浄土院廟所です。
浄土院は
天台宗の始祖、
最澄の廟所(お墓)です。
ここまで来ると参拝客もほとんどなく、あたりはうっそうとした木々に囲まれ、静寂が漂います。
ぼんやりと私のイメージしていた
延暦寺はこんな感じでした・・・
こうして再び駐車場に戻り、西塔をあとにした私たちは、いよいよ根本中堂へ向かうのでした・・・
(つづく)