しばらくブログを書いていないなぁーと思っていたら、何とこんな年の瀬になってしまっていた。 今年は忙しかったが、別にどこにも行かなかったわけでもなく、ただ何となくブログを書かなかっただけであった。だが平成最後の年、このまま放置というわけにもいかず、書きかけの下書き記事を完成させることに。 それで、これはもう相当前のことなのだが、以前、丹那断層を追いかけた後、車を十国峠の方向へ向けて、日金山(ひがねさん)という場所に行った。 日金山は十国峠(じっこくとうげ)とも呼ばれる。その名は伊豆、相模、駿河、遠江、甲斐、信濃、武蔵、安房、上総、下総の十か国を眺望できることに由来するという。 昔から伊豆地方の死んだ人の魂はみな日金山を彷徨うと言われている。これは死者の霊がどこか別の場所に行くという山上他界の観念に基づくものだが、ふと興味を持ち、ここに行ってみることにしたのだ。
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