私たちは一路、
茨城空港のターミナルへ向かいました。さっきの撮影スポットから、車で5分ほどです。周辺は典型的な農村で、こんなところに空港があるのは不思議な感じがします。
自衛隊の基地と、民間機用のターミナルは、互いに2つの滑走路を挟んで向かい合っており、両者の距離は結構離れています。
空港のロビーは、典型的な地方空港と言った感じです。あまり広くもなく、でも新しいので綺麗です。
ターミナル2階のスナックコーナーでご飯を食べました。
ターミナルにも一応、展望台はあるのですが・・・
防衛上の理由から、ガラスは左方向(
自衛隊施設の方向)は見えないように、特殊な細工が施されています。
でも、正直ターミナル以外の場所からめちゃめちゃ見えているので、ここだけがんばる必要もないような・・・
なんか空港内で、ドラマか何かの撮影をしていました。
これはドラマ撮影用の架空の表示です。実際はこんなに便はないです(笑)
カウンターもドラマ仕様になってました。
なんか刑事ドラマっぽい感じでした。
空港の駐車場の近くは公園となっており、
百里基地に所属した戦闘機が展示してあります。
この機体は、F-4EJ改ファントムと言います。この機体は引退したものですが、仲間はまだ現役です。
F-4EJ改ファントム
米国マクドネル製。もともとは航空母艦に乗せる海軍用の戦闘機であったが、陸上用(空軍用)の機体は、当時の西側諸国で多く使用された。日本でも昭和46年(1971)より、従来のF-86Fセイバー戦闘機に替わって採用され、三菱重工業によってライセンス生産された。ピーク時は、日本は154機所有(戦闘機タイプ140機、偵察機タイプ14機)。開発国の米国では引退したが、今なお日本の他、韓国、トルコ、ドイツ、スペイン、イスラエルなどで現役である。なお、自衛隊のF-4EJは、当初導入した時は周辺国への配慮から、地上攻撃能力を削いだものが導入されたが、後に攻撃機の不足を補うため、改良を施し、再び地上攻撃能力を付加した。これをF-4EJ改と呼んでいる。また、偵察機タイプはRF-4と言う。
老朽化により、航空自衛隊でも退役が始まっており、残っている機体はここ百里基地と宮崎県の新田原基地の部隊のみである。後継機は米国製のステルス戦闘機F-35の予定。
こちらは
偵察機タイプのRF-4
偵察機。迷彩塗装が特徴です。
この2機のファントムは、動かないのでバシバシ撮れますね。間近で戦闘機の実物を見れて大満足。
でも長らく日本の防空を担ってきたこの2機に屋根を架けてあげたい・・・と思ったのでした。
そんでもって我々は、またさきほどのポイントへ向かいます。
空港は、手前が新しく作った滑走路で、そちらにターミナルがあります。
奥には従来よりあった滑走路があり、そちらを
自衛隊機が主に使うようです。
望遠してみると、
自衛隊機の格納庫の前に、F-4ファントムやF-15Jイーグル戦闘機が並んで待機しています。
自衛隊機は、奥の滑走路を使うので、よく見えない・・・
と思ってたら・・・・
なぜかこのRF-4
偵察機は、手前の滑走路に降りてきました。
おかげで、こんなに良く撮れました。かっこいい!
日の丸を誇らしげにつけたRF-4ファントム
偵察機。うーん、しびれます。
もちろん訓練の予定なんか、誰も知らないわけですが、我々は運がよく、この日は
自衛隊機がバンバン飛んでました。運がいいです。
(つづく)