F-15Jイーグルおお!やっぱり本物はすごい迫力。そして、音がすごい・・・ ちなみに着陸態勢のジェット戦闘機の真下にいると、音もさることながら、地面が震えます。とにかく、ものすごい迫力ですよ。 そもそも茨城空港へ行こうと思ったのは、むかしむかし、私が小学生の時のことがきっかけです。 私は小学3、4年生の頃、おもちゃ屋さんではじめてプラモデルを買ってもらいました。 その時、買ったのが航空自衛隊のF-15Jイーグル戦闘機のプラモデルでした。 でも、小学生の私には、小学校の先生から教わった通り、日本は平和憲法に守られた戦争をしない国、というイメージが強かったので、自衛隊の戦闘機というものに関して、あまりよくわかっていませんでした。 しかし、中学校に入って、社会科の授業で、実は日本がメチャメチャ高価な戦車や戦闘機や、イージス艦を持っていることを知り、平和、平和と唱えても平和は来ない、実際には戦争のための兵器を持って、自ら守る必要があるのだと知ったのでした。そして、まさしく自衛隊という言葉自体がそのことを表しているように感じました。 それとは別に、男の子が普通に持っているかっこいいものへの興味も強くなりました。 ある日、母親の実家に来ている時、伯父に「おじさんは、戦闘機って見たことある?」と聞きました。 すると、伯父は「あるよ。昔、小松空港でスクランブル発進(※)するF-15を見たことがあるよ。すごかったよ~」と嬉しそうに教えてくれました。 それ以来、私はF-15戦闘機が見たい!写真やテレビじゃなくて、本物が見たい!と思うようになりました。 しかし、戦闘機を見に行くということは、なかなか叶いませんでした。 そもそも、どこに行けば見られるのか、よく知らなかったのです。 それから十数年後・・・ 去年の話ですが、仲間たちと宅飲み忘年会を開いている最中に、私はその思い出を話しました。 すると、仲間のうちの一人で航空工学を学んでいる友人が、 「それなら百里基地にF-15を見に行かないか?」 という話になりました。 そこで行ける人たちで日程を合わせて、今回見にいくことにしたのでした。 そんなこんなで子どもの頃の夢を叶えた私はおおはしゃぎ! しかし、フェンスがあったり、私の腕が未熟だったりして、上手く撮れない・・・ この日は、いつものG11は置いて、一眼(EOS Kiss)と望遠レンズを持って行ったのですが、航空機撮影は素人なので、ぜんぜん上手く撮れませんでした。 それでも航空自衛隊の戦闘機や輸送機、練習機が次々と離発着の訓練をする様子に大興奮! 集まっているギャラリーの濃い会話も面白いです。 彼らはトランシーバーを持っていて、管制の無線を傍受して、いろいろ情報を仕入れているようでした。 そして、何よりもギャラリー同士で情報交換しているようです。 その後も一通り、いろいろな機体を見た我々は、お腹が空いたので、いったん空港へ向かいました。
航空自衛隊の主力戦闘機。米国マクドネル・ダグラス(現ボーイング)製。航空自衛隊のものは、昭和55年(1980)よりそれまでのF-104J戦闘機の後継として導入。現在201機を保有している。80~90年代の最新鋭・最強戦闘機で、現在でもその性能の高さは衰えない。航空自衛隊のものは、大部分が国産(三菱重工業によるライセンス生産)である。機関砲の他、短距離・中距離空対空ミサイルを多数搭載できる。
※スクランブル発進(つづく)
緊急発進のこと。航空自衛隊では、日本の防空識別圏(領空に入る航空機の種別を識別する空域)に入る国籍不明機(主に中国やロシアの軍用機による偵察・示威飛行)に対処するために、24時間、戦闘機とパイロットが交代で待機している。もし、国籍不明機が領空に接近すれば、戦闘機は5分以内に離陸ができ、国籍不明機に接近し、警告を行ったり、監視をするなどして対処する。現在、千歳(北海道)、三沢(青森県)、百里(茨城県)、小松(石川県)、築城(福岡県)、新田原(宮崎県)、那覇(沖縄県)の7基地に配備されている戦闘機が、この任務についている。
世界の名機シリーズ F-15 イーグル (イカロス・ムック 世界の名機シリーズ)
- 作者: Jウイング編集部
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: ムック
- 出版社/メーカー: ハセガワ
- メディア: おもちゃ&ホビー