しかし、そうは言ってもこの日は平日である。先述のジイサン、バアサンたちの団体を除いては人はまばらだった。私はひとり、他の人たちがはけるのを待ってから、奥の院(思親閣)へと向かった。身延の山中で晩年を過ごした日蓮。ここは彼が遠く故郷の安房・…
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