今年、結婚をし、実家を出て、都内の家で暮らして半年が過ぎた。
二人暮らしを始めてから当初の間は、コロナの影響でずっと在宅勤務であったこともあり、家事は二人で分担してまぁまぁうまく回していけていたと思う。
しかし、在宅勤務が解除されると、共働きなこともあって、家事の負担も大きくなっていく。その中でももっとも重い比重を占めるのが洗濯だ。
我が家には妻が使っていた普通の縦型の洗濯機がある。これ自体はもはや当たり前だが、全自動なので、洗濯物と洗剤さえ入れればあとはすべてやってくれる。
◆洗濯問題
しかし、とにかく大変なのはそのあとのことで洗濯物を乾かす、という作業だ。
脱水の終わった洗濯物をハンガーや物干しにかけて乾かす、そして取り込む…その作業たるやかなりの労力を使う。
浴室乾燥があることは幸いだが、それにしても大変だ。
結局、この大変さから洗濯機を回すのは週に一度の休日しかできず、それまで洗濯物が洗濯機の前に山積みになるという事態が恒常的になっていく。
そうなると洗濯物を増やすわけにもいかないので、手拭き用のタオルやバスタオルも洗わないで、そのまま乾かして何度も使う(要するに掛けっぱなし)状態になり、これも自分としては嫌だった。
実家にいたころは、当たり前のように新しいタオルをバンバン使うことができたから……
いまさらながら毎日洗濯をしてくれた母親のありがたさを痛感する。
おまけに今年は梅雨が長く、放置された洗濯物が臭い始めたりするようになってきてしまた……
かねがね家族や知人からは「洗濯乾燥機買わないの?」「洗濯乾燥機いいよぉー」とは言われていたものの、結構高い買い物なので、普通の洗濯機で頑張ろうとは思っていたが、いよいよ仕事が忙しくなるときつくなり、個人的にも「洗濯乾燥機があれば…」と思うようになっていった。
◆洗濯機選定会議
私は家電を買うのが割合好きだが、こうして生活家電のことには今まであまりこだわりがなかった。
何しろ、こういった耐久消費財はそうそう買う機会がないからだ。
埼玉県で暮らしていた時も、一人暮らしだし、ほとんどを職場で過ごし、家にいる時間などわずかだったから、生活家電にはほぼこだわりを持っていなかった。
※洗濯機は家電量販店にあった一番安いやつ、テレビは貰い物だった。
しかし、最近はやはり生活家電も進化していて、いろいろな機能があり、非常に便利で有用性が高くなってきていた。
そこで夫である私の単独の意志で一方的に洗濯乾燥機購入を決意したのであった。
さて、機種であるが、国産のドラム型洗濯乾燥機の場合、シャープは一人暮らし向けの小型のものしかないので、家族向け大容量のものは、ほぼPanasonicか日立の2択となる。
YouTubeのレビューなどを中心に、当初、日立製を検討し、決定した。
日立製のものに決めた理由は、比較的値段が安かったからである。通常の縦型の洗濯機は大容量のものでもまあ10万以内におさめることができる。
しかし、ドラム型の洗濯乾燥機は確実に20万弱かかる。
そうすると、日立製のものは15万とか16万のものがあるが、Panasonicはほぼ20万以上した。
なので、少しでも安いほうがいい、しかもレビューを見ていると、付加機能の違いで、基本的なものはそれほど性能が変わらない、という意見が多かったので、日立製に決めたのだ。
なんとなくモーター関係は日立が良いような気もして。
しかし、ポイントを貯める関係上、ヨドバシカメラの通販で買うことにしたのだが、狙っていた日立製の洗濯乾燥機がなかった(正確には、あるにはあるのだが、色が気に食わなかった。ホワイトがよかったのだが、シャンパンゴールドしかなかった)。
それで結局、値段は高いが、Panasonic製のものとなった。
◆別れの日の朝
しかし、購入から配送まで時間がかかり、2週間後にようやく来ることになった。コロナのことや、この業界の人手不足もあるのか、「首都圏の配送がかなり混みあっている」とのことであった。
なにはともあれ、今まで使っていた妻が持ってきた縦型の洗濯機とも今日でお別れ。これもPanasonic製。7年くらいしか使っていないようだから、まだまだ使えそうだけど、引き取ってもらうことに。
洗濯機の下の防水パンは汚れやゴミがたまりやすく、設置しに来た業者に汚いところは見せられないから、当日の朝、洗濯機を一回どかして全部きれいに掃除した。
排水口も中の部品を全部取り出して、カバーからパイプ、排水筒まで全部洗った。
しかし、この排水口は洗濯機の排水だけということもあり、案外きれいでゴミがつまっているといったこともなかった。
お風呂場の排水口のほうが汚かった。
◆そして到着
そして、この日の午後、業者が来て新しい洗濯乾燥機が到着。
結構な大きさに驚き。測っていたので、横のサイズはだいたい想像はしていたが、実際にこうして洗濯機置き場に入れてみると、そのサイズにビックリ。さらに横幅もさることながら、背も高い。
機種名はNA-VX800AL-W。左開きで。価格は250330円。そこに従来の洗濯機の回収サービスで2530円。洗濯機置き場が2階にあるため、階段上げ費用が3000円。さらに排水口が真下に来るため、かさ上げ費用が3300円。合計で8830円をプラスで払っている。
ヨドバシカメラのポイントは、これまで貯めていた5,241ポイントを洗濯乾燥機本体代に使い、いったんゼロになり、この洗濯乾燥機本体の購入で新たに24,513ポイントを獲得した。
このポイントを使って、何を買おうか…ポイントにも有効期限があるので、このまとまったポイントは何か別の家電の買い替えに使い切っちゃいたいところだが……
◆稼働状況
最初に使ってみたのは翌日。その時は洗濯から乾燥までやってみた。運転音はそれほど大きくはない。
むしろ、使う水の量が少ない分だけ、縦型洗濯機のようなジャブジャブ音はしない。脱水や乾燥も静かだ。
だけど、結構揺れるのが気になる。ただ、縦型洗濯機の時も脱水の時はかなり揺れるから、仕方がないか。うちの場合、かさ上げしているところも幾分、この揺れに関係しているのであろうか。
乾燥までやっているから当たり前だが、時間はかなりかかる。だが、仕上がりはとても良好。タオルとかはフカフカになっており、感動した。
これで間違いなく洗濯という家事からは解放されることには間違いない。洗濯乾燥機は共働きの必須アイテムと言えよう。
しかし、この洗濯機が来てから、まもなく職場はお盆休みに入り、洗濯もできないほどの忙しさ、というのは今はない。
そのうえ、洗濯物を干すには絶好の好天ばかりで、結局、乾燥機の昨日はまだ一回しか使っていない。
やがて仕事が忙しくなったら、乾燥機の機能も含めてフルで活躍してくれる日が来るだろう。
(おわり)