昨年、何となく群馬県の多野郡、上野村に行ってみたいということになって、車でドライブしたものの(ダメでした・・・村に行きたい、上野村。)、目的の温泉に行けなかったので、この夏、再びのリベンジ。 ルートは299号でまずは秩父へ。普通ならば、そこから小鹿野方面へ行き、志賀坂越えなのだが、見るものがあるので長瀞へ。埼玉・群馬県道13号(前橋長瀞線)で本庄市児玉町太駄(おおだ)の集落で、埼玉県道44号(秩父児玉線)に乗り換え、本庄市児玉町金屋で国道462号へ抜けるというルートを辿った。
大回りして児玉市街へ近づいたのは、埼玉県神川町の金鑚神社へ寄るため。 お参りして、いよいよ462号を神流町方面へ。 ここは神川町新宿交差点。ここを直進して神流川の橋を渡ると、いよいよ群馬県に入る。
橋を渡っても、しばらくは車は埼玉県のナンバープレート(「熊谷」)と、群馬県のナンバープレート(「群馬」)が混じり合う。 いいね、この境目感。 藤岡市浄法寺付近。
ここいらは旧鬼石町(おにしまち) 国道は神流川と並行しており、神流川の向こう側にはやはり群馬・埼玉県道22号(上里鬼石線)が並走している。 途中の道の駅「上州おにし」で休憩。
とても小規模な道の駅だった。 お腹が空いたので、何か食べようと思ったが、食堂のメニューを見て、どれもたいしたものがないのでやめた。 それよりも気になったのは、道の駅の駐車場に学校らしき古い建物があったこと。
由来は何も書いていなかった。 462号は、基本的に往復2車線で整備されているが、ところどころ工事をしていた。 あっ、ウィリー信号だ!
ちなみにこのウィリー信号、この後の目的地、上野村から下仁田へ向かう道にところどころ設置されていた。 しかし、面白いことに群馬県のナンバーの先行車(「群馬」、「高崎」、「前橋」)は、悉くあと10秒残っている状態で発進する。 この群馬県民のフライングっぷりには、大泉洋もびっくりだ。 だけど、やはり群馬県民はこんな山間国道でも早い! たいていの群馬県民は「フジワラタクミ」の血をひいているだけあって、先行車も後続車も速いこと、速いこと。 ヴィッツだろうと、タウンエースだろうと、まぁついていけないし、せっつかれるし。 北海道の人たちに「開拓の精神」があるように、群馬の人たちには「公道最速の精神」があるのも頷ける。 神流川沿いに走りに走る。 途中、下久保ダムの神流湖沿いを走るが、相変わらず神流川も国道も埼玉県境と並走しており、川の向こうは埼玉県だ。
こうして山間国道を走っていると突然現れる山間の市街地が大好き。 意外といろいろそろっている。 高校があるのにはびっくりした。 やがて車は道の駅「万場の里」へ
今日、すでに道の駅3箇所目。(「ちちぶ」、「上州おにし」、「万場の里」)
ここでもなんか食べようと思ったけど、結局食べなかった。
ここまで来ると、だいぶ涼しい。
ただ、天気が怪しくなってきたぞ・・・ そこからさらに進み、神流町神ヶ原付近で、229号を合わせて、さらに西進。 ここから先は走ったことがある。 到着!道の駅「上野」
ここでとうとうお昼を食べようと思ったら、なんと定休日! うぉー めげずに、ここで上野村名産の猪豚(いのぶた)のカレーやらフランクフルトやらをいっぱい買いました。 ここから「旧黒澤家住宅」というところに行ってみようとしたのだが・・・ 迷ったからね。
こんな林道のような細い道に迷い込み、Uターンするべきか迷って、もうちょっと進んだら集落に出た。 心細い道だったが、対向してやってきた「クロネコヤマト」の宅急便のトラックを見て、何か安心した。 しかし・・・ 再度、迷ったからね。
仕切り直し、というか道を調べるために入った上野村役場の駐車場で、とうとう雨が降ってきてしまった。 本来、上野村に来たのはアニメに出てくるような夏の田舎の村の風景を写真に撮るため。 雨とは残念だ。 青空が見たい。 しかし、上野村役場、すごいところにあった。 めちゃめちゃ神流川の近くにあるのだ。 一般用の駐車場なんて河川敷を利用している。 消防屯所もそこにあるので、万が一神流川が増水したら、役場も消防の機能も麻痺しちゃうんじゃないの?って心配になった。 ただ、そんな小規模な役場が興味深かったので、写真にいろいろ撮ってくればよかった。 何せ雨で車から出たくなかったので、そんな面白い役場の立地の写真はない。 前回もそうだが、とにかくここに来ると迷う、上野村。
でも、迷ってわかった上野村。 国道沿いに点在する複数の集落は、いずれも非常に小規模で道が入り組んでいる。 それぞれの集落の往時の暮らしや歴史は非常に気になるところ。 そして、無事に目的地についた。
「旧黒澤家住宅」の第2駐車場にて。
上野村スクールバス。 小規模な山村の暮らしには、非常に興味がある。 特に教育はどうなっているんだろうか。 このスクールバスはどう使っているのだろうか。 そして、おそらくほとんど限界集落だらけなんだろうけど、バス停がいくつもあり、路線バスが走っているようだ。この狭い集落の道を走る路線バスを見てみたいなぁ。 帰りには、前回行けなかった「浜平温泉 しおじの湯」へ。
施設は清潔で、とても良いお湯でした。 しかも貸し切りで最高だった。 何もないけど、魅力的なのか。 何もないのが、魅力的なのか。 そんな上野村は2回目だけど、また行ってみたくなる、そんな静かな山村でした。 こんどこそ晴れていて欲しいな。 そして、役場や集落も、またじっくりと見てみたい。
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上野村 おまけ1 「旧黒澤家住宅」第2駐車場際のガードレールに、クサグモの巣が。ふと見てみると・・・
ぎゃー!
でかすぎだろ、このクサグモ。 さすがは群馬県。 クモ一つとっても、このデカさ。 くそっ、埼玉県はクモでも群馬県には敵わないのか・・・ 恐るべし、群馬県。 ・・・冗談はさておき、クサグモは本来、日本にいるクモとしては大型のクモらしい。 私たちは市街地や住宅地で普通に見られるコクサグモに慣れているから、本物のクサグモを見るとこんなに大きいとびっくりしてしまう。 ちなみに埼玉県神川町、金鑚神社の境内にもこんな大きいクサグモの巣が。
上野村のまた別の場所には、こんなヌシが住んでそうな年季が入っている巣もありました・・・
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上野村 おまけ2
上野村からの帰り道。 前回と同じように下仁田ICから上信越へ。 上信越はすいすい。
甘楽PAで「アイスバニラカフェ」を入手。
以前、これ飲みながら中央道走っていたら、催してしまって(小さい方を)、しかも渋滞にはまって、もうダメかと思った時がある(その時は急ぎ大月ICで折り、セブンイレブンのトイレをお借りして最悪の事態は回避)。 今回も悪い予感がする・・・ 案の定、関越は花園と嵐山小川付近で渋滞。 ただ、関越の渋滞は中央みたいに止まらない。 3車線あるだけ、ノロノロでも進むからいいね。
2車線の中央、それから3車線あっても東名だと、ビタ止まりするから。
(おわり)
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このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)
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