ここのところ、どこにも出かけていません。
唯一の休日の日曜日は、ゆっくり朝寝をして、それから朝食を食べて、掃除・洗濯をして、午前中が終わり、午後は疲れて眠くなって、ひたすら布団の上でウダウダ、タブレットでネットサーフィンをしながら、居眠りを繰り返し、夕方になり、夜になるという一日。
非常にもったいない・・・なんとか家事を圧縮して、日曜日はどこか遠出したいところですが・・・
行きたい場所はいっぱいあるけど、忙しさでどうにもならないな・・・
ところで、いま新しい車が欲しい!という思いが強くなってきています。
自分の車(GFS)も思えば5年目。走行距離は34,000kmくらい。
2回目の車検を終えました。
調子はいたって順調で、どこも壊れていません。
前の車がフォルクスワーゲンの中古車で、常にどこかしら不具合を抱えていたのと比べると、新車で購入、しかも国産車となると、とにかく壊れず、これだけは助かります。
だけど、5年も経つと陳腐化と飽きは、免れず・・・
今は新しい車が欲しい・・・と思うようになりました。
正直、自分の次の車はスバルのインプレッサだと思っていた。
それでこの秋に日本市場に投入と噂される次期インプレッサにはかなり期待をしていたのだが、ニューヨークでのモーターショーで公開された次期インプレッサが、かなり平凡・・・
スバル新型インプレッサ最新情報更新|フルモデルチェンジ後の性能・燃費・価格・発売日などまとめ
▲の記事に写真あり
あんまり現行型とかわってないじゃん?
ということで、あまり惹かれず・・・
そこで他社もいろいろ見てみると、まずはトヨタ・オーリスが気になった。
ハッチバック主義なので、このサイズに強烈なフロントマスクがいい感じ。
リアデザインがあまり好きではないが、それに目をつぶってもサイズや全体的なデザインは結構好みだ。
内装も安っぽくない。
それにハイブリッドモデルも投入された。
このオーリス・ハイブリッドの存在から、それまでいっさい考えていなかったハイブリッドカーに興味が出てきた。
私は実はハイブリッドカーが環境に優しいとも、燃費コストが安いとも思っていない。
ハイブリッドカーのデメリットは理解しているつもり。
ただ、そうではなく、バッテリー・モーターとエンジンを組み合わせた、ちょっと「近未来的なクルマ」に乗りたいだけ。小さいセレクターやデジタル表示が中心のインパネなどがいかにも最新!って感じがするから。
そんなこんで・・・
第2の候補は、ホンダのジェイドだった。
この車はデザインがフロント、リアとも完全に自分の好みだった。
昔はホンダの車をかっこいい、と思ったことがなかったが、ヴェゼル以降、ホンダも候補に入るようになってきた。
それでジェイドにはまさに人目惚れだった。
ただ、この車は欠点が2・2・2の3列シートの6人乗りであったことである。
しかも2列目がキャプテンシートであることによって、人を乗せるにしろ、荷物を載せるにせよ、ちょっと後席の使い勝手が悪すぎる気がしてならない。
この座席構成は、この車の前身のストリームを継承したのか?
ただ、ストリームは2列目はベンチシートのような使い方ができたはず。
普通のステーションワゴンのような2・3列の座席構成であったなら、この車、もっと売れるのではないか・・・
あるいはプリウスαのような座席構成。
いずれにせよ、このステーションワゴンの形をした3列シートの車は、3列目の乗り降りの問題があり、こういう感じにならざるをえないところがある。
でかくて大げさなデジタル表示のスピードメーターも気に入らず、ジェイドは候補から外れた。
それで最近、オーリスと競って候補に挙がったのが、同じくホンダのシャトル。
フィット・シャトルだった時代から注目はしていた。
この2代目はフィットが外れて、より上質なスタイルになった。
デザインは、この車が出た当初はそんなに惹かれなかったが、今は最高にかっこいいと思っている。
現行のオデッセイとよく似ているが、こちらはステーションワゴンの位置づけ(見た目はミニバンだが)で、ヒンジドアの5人乗りである。
だからジェイドのような問題は起こらない。
インパネも速度メーターはデジタル表示ではなく、いい感じ。
ハイブリッドも、ガソリン車も両方用意されている。
そして背が高くて、ずんぐりむっくりしているわりに、5ナンバーである。
ホンダはこんなにホンダらしい車を作っているのに、目下絶好調なのはマツダとスバルだ。
でも、マツダやスバルは車にある程度のこだわりを持っている人が選ぶのだろうから、大衆車、ファミリーカーとしての需要はやはりトヨタやホンダが今後も担うんだろうな。
やはりスポーツカーからミニバンまで、ここまでラインナップを用意できるのは、トヨタ、ホンダ、日産ぐらいなのだから。
ホンダとて、大量リコールやタカタ製エアバッグの問題で、いろいろ大変なのだろう。
だが、いま日本の自動車産業は三菱の燃費偽装で揺れており、ホンダの問題は霞んでしまった。
そして、ここまでいろいろ車の話をしておきながら・・・
買い替える気はまったくありません。
というのも、通帳を見れば買い替える余裕なんてないことは一目瞭然。
現実的に無理なのだ。
すべては妄想の話。
でも、新しい車のことを考えるととにかく楽しいので、買い替える気がなくても、常に各社の車の情報は見てしまいます。
何年先になるかわからないけれども、いずれ新しい車でいろいろなところに行くのを夢見て、長生きしたいな、と思う日曜日でした。
・・・で、三菱の話。
うちのGFSも燃費データの改ざんの該当車種であることが報道されていた。
三菱は、問題発覚の端緒となった軽自動車のユーザーには10万円を、その他の車種には3万円を一律で支払うという。
私も3万円もらえるのか。
しかし、GFSはもともと「スタイルがかっこいい」と四駆である、という理由だけで買ったわけで、燃費のことはいっさい考慮せずに買った。
というか、あの頃は今のように毎日車に乗る生活をするとは思っておらず、時々のドライブやレジャーの時のみ使う予定だったから、燃費の良さはまったく考慮していなかった。
だから自分はGFSの平均燃費のカタログスペックを知らずに買い、知らずに乗っていたから、騙されていたわけではない。
3万円は三菱の誠意と思うことにするが、それを「お小遣い」・「臨時収入」と思うのはなぁ・・・
結局、使わずにとっておいて、今後の車のメンテナンスなどの時に三菱のディーラーのために使うのが一番かなぁと思ったり(最初は「3万円でお寿司食べよう!」と思ったが)。
でも、自分はもう三菱の車は買わないと思っている。
なぜなら、燃費データ改ざん以前に自分が三菱自工を魅力的に思わなくなったのは、「三菱らしさ」をこの会社は自ずから放棄していったからだ。
トヨタやホンダ、日産のような大衆車で数を稼げるメーカーとは違って、スバルやマツダや三菱のような会社は、小規模なりに生き方があったはずだ。
スバルやマツダはそれを成し遂げて、今の好調な販売にこぎつけた。
だが、三菱はどうだろう?
「選択と集中」という名のもとに、三菱らしい車をどんどん切り捨てていった。
ギャランフォルティスも1代限りで終わってしまった。
「選択と集中」は確かにそうするべきであったかもしれない。
だけど、結局、三菱は何に「選択と集中」をしたの?と言わざるをえない、近年の迷走っぷりが際立った。
結局、SUVに投資を集中するといったけれども、作ったのはアウトランダーだけだった。
あんな普通に300万円オーバーのデカい車だけで、生き残れると思ったのだろうか?
RVRは、結局今に至るまでモデルチェンジできていない。
それでランエボやギャランといった「三菱らしい」車はどんどん切り捨てていった。
挙句の果てに、薄利多売の軽自動車でヘタをこいた。
自分がGFSを買ったのは、この車のスタイルに往年のシグマやレグナムのような力強い三菱の姿を思い起こしたから、これに決めたんだと思う。
そして、昔から憧れていたランエボのベース車両であることも決め手だった。
そんな三菱には輝かしい伝統があるのに、その血統を自ら捨てていった。
これじゃ、三菱びいきだったユーザーもどんどん離れていくよね。
トヨタの社長のように、車が好きな人がトップだったら三菱もわからなかったかもしれない。
でも、リコール問題以後の三菱は、とにかく経営に注力せねばならなかったのだろうか。
三菱商事出身の社長の時代に、ずいぶんつまらなくなったもんだ。
先代ミラージュに失礼なほど、安っぽい現行ミラージュなんて、その象徴だったな。
パリダカなんかで名を馳せた、あの輝かしい時代はもう来ないんでしょうな。
(おわり)