国道413号ドライブの後、道の駅すばしりから近くの冨士浅間神社へ歩いてみました。
小山町の須走にある富士浅間神社は一般には「東口本宮浅間神社」や「須走浅間神社」の名称で知られています。祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやのみこと)、大己貴命(おおむなじのみこと)など旧県社。世界文化遺産「富士山」の構成遺産の一つになっています。
道の駅から富士浅間神社までは、遊歩道が整備されています。おおがかりな歩道橋まであって、交通量の多い国道を横断せずに、神社に行けるようになっていました。
富士浅間神社の駐車場側の入り口。
鳥居には「不二山」と書かれた額が。
この字をあてるのは、「二つとない(ほど美しい)山」というところから来ていると、どこかで聞いたことがあります。
それではちゃんと正面に回って、表参道の鳥居。
入り口には滝が流れています。夕暮れの静かな境内に響く水の音。なかなかいい感じです。
銅葺き屋根の赤い楼門が出迎えます。なかなか立派なものです。
お寺なんかでは、仁王門にあたる随神門(ずいしんもん)です。
昔はこういった神社の門って、あまり何とも思わなかったのですが、最近興味をひくようになりました。
この随神門は、江戸期のもののようです。
額には「國威震燿」の字が。
なかなか珍しいことが書いてあるもんだ、と思っていたら、どうも明治期に日清戦争の戦勝祈願のために奉納されたものであるとのこと。
奥に進んで御宝前へ。立派な木が目を惹きます。
夕暮れの静かな境内。参拝客は私以外にはいませんでした。
本殿にお参り。帰路の交通安全と家内安全を祈ります。ほんでもって、仕事が上手くいきますように、とも。
「富士山東口」の字が見えます。
境内の富士講の石碑。
浅間神社でなくても、こういった講中の碑は良く見ますが、昔の人は信心深かったんだなぁ・・・
そして、信仰圏の広さにもびっくりです。
こういった講が建てた碑も研究してみたら面白そうですが。
そんなこんなで、須走の浅間神社も雰囲気がまた素晴らしかったです。
静岡・山梨両県の浅間神社は、今後もあちこち参拝してみたいところです。
(おわり)