前回からちょうど1週間後の日曜日、再び最乗寺へ行ってきました。
最乗寺は、神奈川県南足柄市にある曹洞宗のお寺で、このお寺の守護神として祀られる「道了尊」の通称と信仰で知られています。箱根の外輪山、明神ヶ岳の北東の中腹に位置し、付近はうっそうとした杉林に囲まれ、とても自然豊かなお寺です。
最乗寺は、非常に信仰としても興味深いですし、山々に囲まれたなかにある祈祷寺のような性格が私を魅了してなりません。前回は雨であまりじっくり見れなかったので、リピーターで、もう一度じっくり見ようとやってきわけです。
私はまた車で行きましたが、最乗寺へは公共交通機関による便もあります。
小田原駅から伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り、大雄山駅からバスで当地に来ることが出来ます。
電車とバスをまとめて乗れる切符も発売されているようで便利です。
車だと東名高速道路の大井松田インターチェンジから20分から30分ほどです。
インターチェンジを松田方面へ出ると、ずっと直進で行けます。
駐車場への通路が狭くて難儀しますが、駐車場自体は200台近く用意されています。
さてさて、ここが最乗寺の入り口。
ちなみにここから2kmほど戻ったところに仁王門があります。
このお堂にはお地蔵さんが祀ってありました。
前回は雨で、あまり人がいなかったものの、この日は観光バスも乗り付けて結構賑わっていました。
さっそく入口から入っていきます。
域内はこういった感じで、うっそうとした杉並木に囲まれており、とても気持ちが良いです。
谷間を流れる水の音や鳥の鳴き声に、日々の嫌なことを忘れてしばしリフレッシュ。
江戸時代には、江戸城の大手門などを作るために、この寺の木が切りだされたのだとか。
さてさて、山門に着きました。
二階建ての大きな山門です。
新緑ととてもよく合います。一眼を持ってくればよかった・・・この日はコンデジのG11でした。
瑠璃門の前まで来ました。
天狗の羽団扇が描かれた灯籠がチャーミング。
正面に見えるのは僧堂のようです。
こちらは書院です。
これが本堂かと思ったけど、本堂は隣でして・・・
こちらが本堂。本尊華厳釈迦などはこちらにあるのでしょう。
今回は中に上がらせてもらいました。お寺の本堂とか大好きなんです。
最乗寺の創建は室町時代。開山の了庵慧明(りょうあんえみょう)は、相模国(いまの神奈川県)の生まれで、諸国を巡って修行をし、ここ最乗寺を開きました。
こちらはその開山の了庵慧明を祀る開山堂。金剛寿院といいます。
前回気づかなかったのですが、こんな多宝塔もありました。
続いて道了尊を祀る御真殿(ごしんでん)へ向かいました。
(つづく)