類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

静岡に行ってきた6(御前崎灯台と遠州灘)

浜岡原発を後にした私たちは、そこからさらに東へ車を向けました。幹線道路の国道150号線から外れ、旧御前崎町の集落内の細い道を車で走ります。町は過疎化なのか閑散としており、夕闇も手伝ってさびしい雰囲気です。カーナビの指示通り走ると、さらに細い道に案内され、ついたのは灯台の目の前でした。いったいどこに車を止めていいのか迷っていると、近くにあったお土産屋のおばさんが教えてくれました。 ここ御前崎灯台を境に、遠州灘駿河湾が分かれます。 IMG_7113.JPG おばさんが教えてくれたところに車を止めると、目の前の灯台に向かいました。 IMG_7115.JPG 残念ながら、灯台はもうすでに見学時間が終わっていました。【クリックで拡大可能】 IMG_7124.JPG
御前埼灯台
御前崎の象徴・灯台
御前埼灯台は明治7年(1874)に建設された日本で有数の歴史ある灯台です。
以来長きわたって海の道しるべとしてまた、御前崎の象徴として皆様に愛されています。
今後も未来永劫にわたり船の安全を守る灯台として、また、みなさまに親しまれる灯台としてあり続けたいと願っています。

位置        北緯 34度35分45秒
           東経 138度13分33秒
光の強さ      56.0万カンデラ
光の届く距離   19.5海里(約36キロメートル)
高さ         地上から灯台頂部 約22.5メートル
           水面から灯火   約54メートル
管理事務所    清水海上保安部
           電話 0543-53-0118

海上保安庁 燈光会 日本財団
灯台の近くに行くと・・・ IMG_7122.JPG こちらにもお土産物屋がありました。 IMG_7120.JPG 貝殻がいっぱい置いてあり、お父さんと子どもさんの親子が、何か一生懸命選んで、中で買っていました。 こちらのお土産屋さんのおばあさんと、その親子の様子が、何か妙に懐かしくて、夕焼けの雰囲気も手伝って、妙に感傷的になりました。 旅の終わりの寂しさも手伝っていたのかもしれません。 灯台はかなり高いところにあります。 IMG_7119.JPG 眼下には県道が走っています。 IMG_7116.JPG 下にも駐車場があるようですね。 IMG_7117.JPG 灯台から少し歩いていくと・・・ねずみ塚広場なる場所に来ました。【クリックで拡大可能】 IMG_7128.JPG
ねずみ塚広場
ねずみ塚の由来
ある日のこと、旅僧に化けたねずみが住職におそいかかると二匹の猫に阻止され双方とも息絶えた。二匹の猫は手厚く葬られたがねずみは村人たちによって海に捨てようと運んだが運びきれず、この地に捨てて帰った。その夜、改心したねずみが村長の夢枕に現れ海上の安全、大漁を約束した。以来、この地に海の守り神として手厚く葬った墓がねずみ塚である。

「猫塚」は駒形神社付近にあります
OMAEZAKI
・・・というわけらしいです。 うーん、1匹のねずみに猫は2匹がかりかぁ・・・ っていうか、ねずみは死んでるのに改心? ま、いっか。 これがそのねずみ塚。 IMG_7129.JPG そして、これがねずみと戦った猫の子孫です。 IMG_7133.JPG 猫 「テキトーなこと言ってんじゃねぇよ・・・昼寝の邪魔しやがって」 IMG_7134.JPG ごめんね、ごめんねー(by益子卓郎 ほんでもって、駐車場に帰ってくると、さきほど駐車スペースを教えてくれたおばさんのお土産屋さんに立ち寄りました。 いろいろお土産物を説明されましたが、地元御前崎産のワカメを購入しました。 おばさんといろいろ話していると、もうちょっと天気が良いと、水平線が丸く見えるとのことでした。 「お気をつけてお帰りください」 おばさんは、そう言って送り出してくれました。 こうして僕らは、車に乗り込み、この旅最後の目的地へと向かうのでした。 (つづく)