十六丁目追分の碑「強力」とは「ごうりき」と読みます。荷を背負って、修験者や登山者に従う人たちのことを言いました。 丹沢の山々が見えます。 しかし、だんだんと残雪とぬかるんだ泥が行く手を阻みます。 なんとか山頂の鳥居が見えてきました。 いよいよ・・・ 着いた! 石尊大権現と言うからには、大山の神はもともと山頂にある石をご神体としていたようです。かつては夏山の大祭期間中以外の一般庶民の登拝は禁止されていました。そして女人の登拝もできなかったようです。もちろん現在は、オールシーズン、男女問わず入山が可能です。 しかし、この頃から天候が急激に悪化。 雨というか、霧というか、雲の中にいるような感じです。 そして寒い! しばらくして雨も降ってきました。 大山山頂!しかし、展望は・・・ お弁当を食べながら、天候の回復を待ちましたが、いっこうに晴れず。 しかたがないので、見晴らし台へ向けて下山を開始しました。 (つづく)
この碑は、一七一六年に初建され総高三米六十八センチメートルもあり、江戸期の大山信仰の深さをしめしている。この石は麓から強力たちが担ぎあげた。
大山観光青年専業者研究会
大山に登ってきた3(大山山頂へ)
気を引き締めて、登山道の入口へ向かいます。この日のルートは、大山阿夫利神社下社→大山山頂→見晴らし台→二重滝→阿夫利神社下社→大山寺→大山ケーブル下バス停というつもりでした。ほぼこのルートです(伊勢原市観光協会)。私たちは初心者なので、山頂までのコースタイムは2時間を見積もっていました。まあ、余裕・・・とこの時は思っていました。しかし、ここで何かを見落としたのです。
いきなり石段!この時点で相当息が切れました。
しかも暑い!登山用の装備ではさっそく汗だく。しかし、山の空気は気持ちよいです。
石段が終わると、いよいよこんな感じの道に変わります。
「ぜぇぜぇ」と息を切らしながら、体力の無さを実感します。
しかし、途中にはいろいろ面白いものがあります。
夫婦杉
天狗の鼻究き穴
なかにはお賽銭が入っていました。
追分につきました。ヤビツ峠から来る道を分けます。
石碑には「奉献石尊大権現〔大天狗・小天狗〕御宝前」とあります。
隣の案内板には次のようにあります。