類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

滋賀県に行ってきた2(賤ヶ岳)

蓮華寺をあとにした私たちは一路、長浜方面へ向かいます。米原から国道8号線(長浜バイパス)をひたすら走り、北へ向かいます。このあたりまで来ると、道路の案内標識には「敦賀」や「福井」といった地名が見え、関西というよりは北陸地方の匂いがしてきます。実際にこのあたりは豪雪地帯ということで、気候的にも北陸地方に近いということになりましょう。木之本付近で福井へ向かう道と分かれ、さらにその先で敦賀へ向かう道を右に折れて賤ヶ岳に向かいます。位置としては琵琶湖のもっとも北側の奥まった場所で、滋賀県の区分の中では湖北地方と呼ばれています。 賤ヶ岳はこの琵琶湖の北端に位置する山で、その頂上近くまではリフトが通じています。 さっそく、リフト乗り場の駐車場に自動車を止め、リフトに向かいます。 IMG_5678.JPG 駐車場から歩いていくとご覧のような杉並木のうっそうとした山に入ります。 「賤ヶ岳リフト」と書いてあったにも関わらず、私はロープウェイのようなものを想像していたので、本当にこんなところにそんなものがあるのだろうかと不思議な気分でいました。 すると・・・ IMG_5682.JPG 現れたのはまさにリフト。 スキー場とかにある一人乗りのリフトです。これで山頂を目指すわけです。少し驚きました。 それでも乗ってみると面白いです。 足が地面や草につきそうな場所から、やや高いところまで、ゆっくりゆっくりリフトは進んでいきます。 ちなみに登山道もあります。 IMG_5683.JPG 上につきました。時間としては5分くらいでしょうか。 IMG_5690.JPG 琵琶湖の北側が見えます。このあたりは湖と山が非常に接近しているのがよくわかります。 IMG_5694.JPG ここで賤ヶ岳のスポット説明です。
[スポット] 賤ヶ岳(しずがたけ)滋賀県長浜市
木之本町(きのもとちょう)と旧余呉町(よごちょう)の境界に位置する(現在は長浜市)。南西は琵琶湖、北は余呉湖に挟まれている。東麓は北国街道が通り、北陸地方とを結ぶ重要地である。また付近は塩津を経て敦賀へ至る塩津街道と北国街道の分岐点であり、賤ヶ岳の下を新・旧のトンネルが走っている。
天正11年(1583)、織田信長本能寺の変で戦死した後、残された家臣たちによる主導権争いで羽柴秀吉と、柴田勝家が争った賤ヶ岳の戦いの舞台である。賤ヶ岳の戦いは、この戦いで活躍した秀吉方の家臣たち(福島正則加藤清正片桐且元脇坂安治加藤嘉明平野長泰・糟谷武則)である「賤ヶ岳七本槍(しずがたけのしちほんやり)」で有名である。
IMG_5701.JPG 賤ヶ岳の戦いの結果、柴田勝家に勝った秀吉が信長の後継者として主導権をとることに成功し、秀吉政権がここから始まるわけです。ちなみに負けた柴田勝家は越前、北庄城(きたのしょうじょう)へ逃れますが、秀吉に攻められ自害します。この時、妻のお市の方も一緒に死んでいます。 お市の方は、信長の妹です。もともと北近江の戦国大名浅井長政(あざいながまさ)に嫁いでいましたが、長政が信長に背き、姉川の戦いで負け、小谷城で自害すると、未亡人となってしまいました。 そうして今度は信長家臣だった柴田勝家のもとに、信長死後に嫁ぎましたが、今度は秀吉に夫をやられてしまったわけです。もともとお市の方浅井長政の嫁いだのは、浅井氏と信長の同盟のためで、勝家との再婚は秀吉の仲介であったと言われています。お市の方の人生からは戦国時代の女性の過酷な運命がわかります。 お市の方は大変な美人であったと伝えられ、長政とも勝家とも仲睦まじかったと言われています。 長政との間には三人の女の子がいました。彼女らが俗にいう「浅井三姉妹」で、長女が秀吉の側室となった茶々、次女が大津城の戦いで有名な京極高次の室、初。そして三女が大河ドラマにもなった江戸幕府二代将軍秀忠の室で、三代将軍家光のお母さんの江(ごう)です。 しかし、女性は史料が少ないので、史実は見え難く、そのためにあのドラマはあんな感じになってしまいました。今の清盛のほうがずっといろいろ勉強になるはずなのですが・・・大河ドラマはとにかく視聴率と評判重視なようです。 反対側は余呉湖です。 IMG_5703.JPG 帰りもリフトに乗っていきます。帰りの方が怖いです。 IMG_5721.JPG リフトが動いている間は、なんとも言えない哀愁がこもったメロディが流れています。 しかし、静かな斜面をのんびりと降りていくと、人間関係の汚濁と苦悩にまみれた東京での日常を忘れさせてくれます。 木々の間からは風が流れ、なんとなく秋を感じさせます。加えて日が暮れるのが早くなった曇り空もどこか哀愁を漂わせます。 そんなこんなで降りてきました。 ちなみにこれは借りたレンタカーです。新しいトヨタ・ヴィッツです。 IMG_5725.JPG やはりこのサイズは運転がしやすいです。小回りが利くし。 普通に走っている分は山道でも高速でもパワー不足を感じることはありませんでした。 結構、踏み込んだのですが、それでも燃費がすごい良い! 私の乗っているギャラン・フォルティスとは大違いです。 でも、気になるところもありました。 まずワイパーが一本。 途中、雨がパラパラと降ってきたのでワイパーを作動させたら盛大な拭き残し。かえって前が良く見えない。 ワイパーが一本のせいなのか、それともラバーが傷んでいるのか・・・ 幸い、その先は降らず、ワイパーの出番はありませんでしたが・・・ あと、なんとなくブレーキペダルと、フットレストの間が狭いように感じます。 というか、フットレストがどこにあるのかわかりませんでした。 それから、私の座席の調節位置が悪いのか、ブレーキがクイッとかかってしまいます。 もうちょっとゆっくり減速したいのに、クイッとかかってしまいます。 まあ、昔借りた日産・マーチでブレーキのかかりが悪いのもあったので、それよりはマシですが・・・ 文句ばかり言いましたが、ちょっと気になる(ワイパーを除けば)程度の話で、全般的には運転しやすい上に、よく走ってくれました。運転しやすいと、駐車とかが楽で、気分も楽です。 日本の道路事情を考えると、我が家にもこんなコンパクトカーが一台欲しいです。 さて、この日はこれで終わり。 宿泊先のホテルへ向かいました。 (つづく) ▼苦悩な人生を送るあなたには、読んで幸せになる漫画を・・・
よつばと! (1) (電撃コミックス)

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  • 作者: あずま きよひこ
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2003/08/27
  • メディア: コミック
▼ワイパーは大事だよ