類聚メモ帳PART2

更新はすごい不定期です。

室生寺その1(宇陀市)

長谷寺からの続き)

どうやら電車とバスを一本前倒しできそうだ、ということになり、長谷寺駅へやや急いで戻る。やってきた名張行きの急行に乗り、12:53頃、室生寺への最寄り駅となる室生口大野駅へと到着した。

バスの出発は13:00。当然、鉄道との接続を考慮されたものとは思うが、慣れない地で乗り換え時間が7分ということで多少焦る。

しかし、おそらくこの急行で降りた人のほとんどが室生寺への参拝客と見え、みなバス乗り場へぞろぞろ続いていく。私たちはその波の序盤で乗るべきバスを探した。

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長谷寺(桜井市)

新婚旅行の記事を書き終えぬまま、用意しておいた記事が予約投稿されていたから、ちょっと新婚旅行の記事は中断。

長谷はせとか清水きよみずとかの霊験あらたかな観音様には人を何かの縁を結びつける力があるらしい。ただし、それは必ずしも良いものとは限らないようだが…

例えば「一心二河百道いっしんにがびゃくどう」の物語の中でそもそも姫が清玄と出会ってしまうのは、清水の観音への参拝の時のことであった。上田秋成の小説『雨月物語』の中の名作「蛇性の淫」で、主人公の豊雄が真女児と再会してしまうのは、大和の長谷観音への参拝道中にある石榴市つばいちでのことである。かと思えばわらしべ長者の物語は大和の長谷寺の門前からお話がスタートする。

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先山・千光寺(洲本市)

伊弉諾神宮を出た私たちは時間節約のため一区間だけ高速道路を使う。淡路島中央インターチェンジで降りて、途中、Googleマップストリートビューで何度も検証して調べえたこの場所にやってきた。

ここは先山という山が一望できるスポットである。ちょうど建物などが少なく、山容が一望できるところとなっている。路肩に車をとめられるスポットがあることも含めて私が丹念に調べた結果、つきとめた場所である。

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伊弉諾神宮(淡路市)

こうして私たちは徳島入りして、この日はJR徳島駅前のホテルで一泊した。翌朝、近くのレンタカー屋でレンタカーを借りると、さっそく北へ車を向けた。せっかく徳島へは来たが、向かう先は大鳴門橋である。鳴門北ICから神戸淡路鳴門自動車道に乗れば、まもなく大鳴門橋の表示が見える。こうして渡る海は「〽阿波と淡路の間の海は ここぞ名に負う鳴門の潮路…」で有名な四国と淡路島の間を流れる鳴門海峡だ。

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新婚旅行編のスタート(序章・徳島へ)

とうとう重い腰を上げてこの記事をスタートさせねばなるまい。

筆者は昨年3月に結婚している。その頃はまだ新型コロナウイルス感染症の日本での拡大がせいぜいダイヤモンド・プリンセス号の船内の騒ぎにとどまっていた頃。しかし、市中感染が広まり、緊急事態宣言の必要性が叫ばれ始めた頃、なんとか結婚式を終えた。これは実に危なかった。なにしろ、翌月には緊急事態宣言が発令。そうなれば結婚式も何もなかったであろう。それでも私たちはなんとか式を挙げることができた。

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大山寺その2(伊勢原市)

そんなこんなで大山寺駅からハイキングコースのような山道を歩くこと数分。大山寺の正面参道にたどり着いた。

紅葉の時期であったなら、綺麗であろうこの階段。この日はまだ蝉が鳴いているくらいの蒸し暑さで、木々の葉もまだまだ青い。写真だけ見れば新緑といってもいいくらいの青さだ。

神奈川県は温暖であるから、かなり秋深まらないと紅葉は期待できない。9月の終わりではまだこんな感じだ。

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▼前回

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大山寺その1(伊勢原市)

久しぶりに伊勢原の大山に行ってきた。特段大山に何か見に行きたいものがある、ということもなかったのだが、とにかく近年は仕事を巡る様々なことで疲れていたので、気分転換を図りたかった。大山に行ったのは、このブログの記録を見る限り、2013年のことで8年も前のことである。

あの時は友人と大山山頂まで登山をした。伊勢原駅まで小田急線で行き、神奈中バスとケーブルカーを乗り継いで阿夫利神社の奥の登山口から登っていき、アクシデントもあり日向薬師の方へ降りたのであった。

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